株式会社AIoTクラウド
取締役副社長
兼 プラットフォーム事業部長
松本融
経産省が2018年に発表したスマートライフ政策の中で、スマートライフとは、「データ連携による企業間アライアンスであり、メーカーとサービス業が、デジタルデータにより垣根を越えて連携することで、⽣活上のあらゆる情報をつなげ、生活の不便を解消するサービスが提供可能になる世界」として、生活サービスのビジョンを示しています。
出典:「スマートライフ政策」(経済産業省)https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/connected_industries/smart_life/pdf/smart_life_policy.pdfより抜粋
一方、シャープグループは2016年より「AIoT」を提唱し、企業ビジョンに掲げました。家電やIT機器をクラウドにつなぎ、人工知能化することで、単なる「道具」から「暮らしのパートナー」へと進化させることを目指して、多くの「AIoT機器」※を創出してまいりました。
また、これらの機器から蓄積した生活データを活用することで、暮らしに寄り添うサービスをお届けするCOCORO +(ココロプラス)」も開始。これらの機器とサービスをつなぐ基盤として独自開発したのが「AIoTプラットフォーム」です。
「AIoT」の企業ビジョンと「AIoTプラットフォーム」のアーキテクチャは、経済産業省がスマートライフ政策で目指す方向と合致していたことから、スマートライフを推進するため2019年10月、シャープ(株) 100%子会社として(株)AIoTクラウドが発足いたしました。弊社は各種白物家電、テレビ、スマートフォンなど、シャープの複数の事業部門が展開する多様な製品をネット連携させる「AIoTプラットフォーム」を開発運用しています。また同省のサービス実証実験や推進施策「LIFE UPプロモーション」事業などにも積極参加し、スマートライフの実現に向けた取り組みを進めています。
※対応するAIoT機器は現在11カテゴリー、488種です。(2021年1月時点)