スマートライフに関心を持っていただいた多くの企業担当者様とのお話しを通じて、スマートライフ実現の「カギ」があることが分かりました。それは、サービスインターフェース、特にエンドユーザーのスマートフォンにダウンロードするサービス連携アプリケーションです。
企業担当様からは「複数企業の機器設定やサービスがアプリ上で表示されるだけではユーザーが困るはず。エンドユーザーへ使いやすいUIも提供したい」という要望を多く頂きました。従来弊社ではサービス企業毎に個別にこうしたアプリケーションを開発していましたが、スマートライフの浸透には、新しいサービス体験のスタンダードとなるUIの必要性が高まったのです。
こうしたUIは標準化されたものがなかったため、AIoTクラウドは、企業横断的にスマートライフ標準化を進めるJEITA様のスマートホーム部会において、スマートホームのJEITA標準モデルを策定。スマートライフの企業ニーズに応えるUI標準化に貢献いたしました。
こうした活動もご評価いただいて、ガス関連事業者様、電力会社様、通信事業者様、警備会社様など、ご家庭を支えるさまざまな生活サービス企業様にJEITA標準モデルで策定されたアプリケーション連携のご導入をお決めいただきました。
スマートライフの企業間連携のイメージ(ガス関連事業者様)
新型コロナウイルス感染症の大流行により、多くの人は感染予防のため長期間家にこもる生活を余儀なくされました。20年5月に厚生労働省から提言された新しい生活様式をみてもわかるように、これから先の世の中は、国や自治体だけでなく、企業もさまざまにつながって、ウイルス感染症の再流行を防ぐために生活スタイルを変えていく、その具体的な行動を求められるフェーズに入ったと考えます。
AIoTクラウドのプラットフォーム事業は、さらに多くの企業同士をデータでつなげて、新しいサービスを生み出し、真のスマートライフを実現していくプロセスを通じて、皆さまとともに社会変革の一翼を担ってまいります。